労働判例〜賃金や賞与、退職金

使用者の損害賠償債権による賃金の相殺

ここでは使用者の損害賠償請求権による賃金の相殺に関する判例を紹介しています。
ケースとしては、集金をして紛失した分を賃金と相殺するケースや社用車にて事故を起こしその損害金を賃金と相殺するケースなどです。

使用者の損害賠償債権による賃金の相殺

顧客からの集金代金の忘失分を賃金から控除することは、合意があれば有効と認められる...

当該忘失金は、労働者に損害賠償責任があり、即時の弁済を要し、小額で経済生活を脅かさず、完全な自由意思による合意と認めるに足りる合理的な理由が客観的に存し、相殺は有効とされた事例(昭和56.3.12 大阪地裁判決 中華料理店「W」事件)判決の要点集金欠損分の賃金からの控除原告は、昭和54年6月頃、被告...

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社用車の事故損害額を賃金から相殺決済しても差し支えないのか?

業務用として貸与した社用事の損傷による損害金6万円の月次賃金からの控除は、損害賠償債権をもって賃金と相殺決済したこととなり、同意がないことから相殺の効力を主張できないとされた事例(平成9.3.25 東京地裁判決 M社事件)判決の要点被告会社の業務車両の損傷による損害控除の主張被告会社は、原告に支払う...

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営業妨害行為に基づく損害賠償債権と退職金との相殺は有効と認められるのか?

労働基準法24条1項は、賃金債権に対する使用者の債権による相殺を禁止する趣旨を包含し、その債権が不法行為を原因としたものであっても変わりはないとして、相殺が否定された事例(昭和59.7.25 大阪地裁判決 N高圧瓦斯工業事件)判決の要点損害賠償債権の発生及び相殺に関する当事者の主張1.被告会社は、次...

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