労働判例〜賃金や賞与、退職金

退職金の意義、法的性質等

ここでは、退職金の意義や概念、法的性質などに関する判例について紹介しています。
その内容としては、退職時に金銭の支給が慣行化していた場合は退職金を請求できるのかや重大な背信行為があった場合でも退職金請求権は認められるのかなどです。

退職金の意義、法的性質等

退職時の金銭の支給が慣行化した場合、退職金として請求できるのか?

退職時に一定の基準によって算定される金員の支給が繰り返された場合、その金員の支給は確立した慣行と認められ、労働契約の内容となっていたとされた事例(昭和51.12.22東京地裁判決 Nダンボール研究所事件)判決の要点退職金支給基準作成の経過と基準に基づく退職金の支払1.被告会社の就業規則等には退職金の...

≫続きを読む

退職金は法的な権利として認められるのか?(退職金の今日における法的性質)

退職金は今日では少なくとも恩恵的なものに過ぎないとは考えられず、就業規則等により支給条件が明確になっている場合には、賃金の後払い的性質を有するものとして、法的な請求権であるとされた事例(昭和59.5.15 東京地裁判決 O会計事務所事件)判決の要点退職金の今日における法的性質1.退職金は、古くは労働...

≫続きを読む

退職金はその支給・不支給について、会社側の自由裁量が働くのか?

支給条件・支給額に裁量の余地がなく賃金の性格を有するから、全額不支給の場合には、勤続功績を失わせる程に重大な背信行為の存在を要するとされた事例(平成8.12.25 大阪地裁判決 日本Kサービス事件)判決の要点本件退職金の性格と全額不支給事由1.被告会社の退職給与規程によれば、退職金の支給額は、退職時...

≫続きを読む

重大な背信行為があった場合でも、退職金請求権は認められるのか?

退職金の基本的性格は賃金であり、付随的に功労報償的性格をも併せ有し、永年勤続の功労を抹消する程の重大な背信行為がある場合には、退職金請求権の行使は権利の濫用となるとされた事例(平成8.4.26 東京地裁判決 東京J事件)判決の要点退職金の性格1.退職年金規約17条2項は、退職一時金の給付額は勤続期間...

≫続きを読む

スポンサードリンク